「小学校の教師が同僚の教師をいじめ」という信じがたいニュースが昨日報道されました。

私は、東京弁護士会のいじめ予防授業講師として、都内の小学校に行って、 
生徒さんにいじめ予防授業を実施する立場でもあるため、非常にショックを受けました。
私は、講師として、生徒さんには「いじめは絶対許されない」ということを伝えに行っています。
にもかかわらず、仮に、日々子どもの一番そばにいて一番影響力のある教師が同僚の教師に、
いじめをくり返していたとなると、子どもたちは「4人の先生がいじめをしていたんだから、
自分たちもいじめをしてもいいんじゃないか」と都合よく考えてしまうことでしょう。
そんな空気が広がってしまうことは、いじめ予防授業を担当している講師(弁護士)
にとっては非常に悲しいことです。

今回の事件をきっかけに、小学校では教職員向けのパワハラ予防の取り組みが進んでいないの
ではないかと感じました。民間企業は比較的パワハラ問題に関心が高まってきて、
パワハラを予防するためのパワハラ研修を実施するところも増えていますが、
小学校でパワハラ研修を行おうという動きはまだまだ民間企業に比べて少ないように思います。

今回報道されたことが事実だとすれば、パワハラと認定できる事案でもあり、また、刑事責任
が生じるような内容でもあります。さらに、教師がハラスメントの加害者になれば、
子どもたちへの心理的悪影響は計り知れません。
小学校側も、民間企業と同様、ハラスメントがいつ起きてもおかしくないことを自覚し、
ハラスメント防止の取り組みを進めてもらいたいと願っています。