前回のブログで、現代の人が、昔よりキレやすくなったと思う時代背景として、
2つのことを取り上げました。

 まず、「
昔より人々の負担が増えた」ことです。
 少子高齢化で人手不足になり、従業員1人あたりの業務負担は増え・・・
 低成長時代で企業の存続が簡単ではない中、高いノルマ達成を求められ・・・
 収入が伸び悩む中、住宅ローンや奨学金等の負担に耐えられない人が増え・・・
 共稼ぎ世帯の増加・核家族化で、子育ての負担が増え・・・
 平均寿命がのび、介護の問題を抱える家族も増え・・・
 


 次に、「多様性の時代」が、人々の間で摩擦をもたらしてきていることです。

 科学の進歩により、性の分類が男女の2分類ではなく多様性が認識され・・・
 外国人労働者の増加により、民族・価値観・宗教の多様性が生まれ・・・
 就業形態の多様性、ライフスタイルの多様性が生まれ・・・
 
 私たちはまわりの人のいろんな生き方を受け入れて、
 仕事や生活をともにしていく時代になりました。
 
 でも、中には、自分とは違う生き方や価値観や感覚を持つ人を見て、
 「怒り」を感じる人もいます。
 「あの人の考えはおかしい、無視しておけばよい」
 「あの人の行動は理解できない、自分の価値観に従わせる」と
 「怒り」に支配されて、相手を責めるような行動になることがあります。

 しかし、そんなことを言っていると、人間関係は築けず、
 相手の考えが理解できないまま、妄想に近い余計な不信感まで芽生え、
 さらに相手の理解できない行動がしょっちゅう気になり、
 「怒り」が芽生えやすくなります。
 
 
 自分とは違う価値観・感覚・生き方、相手のありのままをまずは理解
 することにエネルギーを注ぐ必要があります。

 もし、相手と意見がぶつかり、自分の思い通りにならない場面が生じれば、
 互いを尊重しながら意見を交換し、怒りの感情を相手にぶつけることなく、
 押さえつけるのではなく、「あなたは~~と考えているんだね」
 「私は、○○○○と思っている」と、相手を責めずに率直に意見交換する。
 双方が解決に向けて、たくさんの解決案を出し合う。
 完璧でなくても、その中で互いが納得できそうで一番良い解決策を見出し、
 また、その解決策を生活の中で双方が軌道修正してベストアンサーに
 近づけ、共存していくことが重要です。